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だらぼへ式ゲームレビュー:その3「とびでばいん」

今回のお題はPCゲームから「とびでばいん」を。
アボガドパワーズの成年向け横スクロールシューティングです。

※お題がお題なので、健全なる精神を宿した健全なる肉体美を誇る分別ある大人だけが「続きを読む」をクリックしてもよい。

同社発売のアクションRPG「D+VINE[LUV]」の後日談に当たるストーリーで、簡潔に言うとアーヴィルの街を再び訪れた主人公、ハイドとサクラのコンビが再び厄介ごとに巻き込まれ…という話になります。
ゲームはアドベンチャーパートとシューティングパートに分かれており、アドベンチャーパートで事件の真相を探りつつ、成年向けとしてやるべきことはしっかりざーごにょごにょしながらフラグを立てて、シューティングパートで攻略できるステージを開放していきます。一度クリアするとシューティングパートのみを遊べるシューティングモードが選べるようになります。またモードに関係なく、シューティングパートの難易度をイージーからヘルまでの4段階から選択することが可能です。
オプションでシューティングパートの視覚効果をCPUに合わせて「ほどほど」から「なまら」までの4段階に調節させることができたりと、実は何気にロースペックPCにも優しいつくりになっております(実際これを買ったときのPCのCPUはペンタII226Mhzだったんですが、冗談で視覚効果をなまらにしても快適に動作してました)。

正直なところ紳士諸兄が楽しみにしているざーごにょごにょなシーンに関しては、ここでは全てバッサリ割愛します。うん、このゲーム、純粋にSTGとして面白いんで、自分の中ではそっちの魅力の方が勝ってるのですよ。
というわけでこのレビューにおいて重要なのはサクラの方であり地上でざーごにょごにょ担当のハイド君の出番は無しッ!ひどっ!

操作はキーボードでもジョイパッドでもどちらでもOKです。カーソルキー(方向ボタン)でサクラを操作します。
各ボタンの役割は以下の通りです。

○ショット
炎・風・雷の各ショットを発射。押しっ放しで連射可能。
○ルーンショット
オプションキャラのルーンを前方に飛ばす。押しっ放しで溜め撃ち可能。ルーン自体は無敵。
敵に当たると魔法陣を展開、その中にいる敵全てにダメージを与えると同時にMPゲージが上昇する。
但し溜めている間はショットが撃てないという欠点がある。
○ボム
ルーンのいる位置を中心に爆風を起こす。
敵弾を全て寿司(得点アイテム)に変換することができるが無敵時間は短め。
MPゲージが満タンになるごとにストックが1つ増える。最大9個まで持つことが可能。
○魔法切替
現在使っているショットを炎→風→雷→炎…の順に切り替える。

サクラが使える魔法(ショット)には以下の特徴があります。

○ファイヤー
火の玉を連射する。
レベルが上がると後方にも撃てる様になり、最終的には前方3方向+後方2方向に撃てる様になる。
感覚としてはキャラバンシューティングの5方向弾みたいな感じ。
○ウィンド
前方に空気の塊を放つと同時に追尾性能のある風の矢を発射。
敵に当たると小さな爆風が広がりさらにダメージを与えられる。
レベルが上がる毎に風の矢の発射本数が4本まで増加。
○サンダー
貫通性能を持った雷を放つ。
雷の周りに螺旋状に雷球が走るエフェクトがかかるがこれにも当たり判定がある。
レベルが上がると雷の太さとともに雷球の回転幅も広がる。

この3種類の魔法とルーン、ボムを適宜使い分けて全7ステージをクリアしていきます。

敵を倒すとアイテムをばら撒いていきます。手に入るアイテムは以下の通りです。

○紫水晶
パワーアップアイテム。一定数取るごとに魔法レベルが上昇する。
ただしレベルが上がるのは現在使用している魔法のみ。
○青水晶
敵の接触や敵弾を3回まで防御できるバリアを貼ることができる。
各ステージ1つ用意されているアイテム。取り逃すと悲惨なことに。
○赤い薬
取るごとにHPが1つ回復。上限は9まで。
○寿司
得点アイテム。
あがりから玉、イカ、軍艦、トロと様々な寿司ネタが飛び交う様はシュールの一言。
時折巨大な寿司アイテムも出現する。

またスコア稼ぎの重要なシステムとしては、コンボゲージシステムが取り入れられていて、敵を倒すごとにコンボゲージが上昇、ヒット数に応じて得点が加算されていきますが、ヒット数が増えれば増えるほどゲージの減少速度が速くなるため、途中固い敵にサンダーを当ててゲージ減少を防いだり、デカい寿司アイテムを取ることでコンボカウントを稼いだり、水晶や薬を取ることでコンボゲージを強制的に満タンまで引き上げるなどしてコンボを繋いでいく必要があります。

ステージは全部で7つ。アドベンチャーモードではフラグが開放されたステージを何度でもプレイすることができる上、ショットのパワーアップ状態は全て持ち越されるため、どうしてもクリアできないステージが出てきたと思ったら、前のステージに戻ってパワーアップを図ったりボム残数を稼いだ上で再挑戦することも可能になっています。

ステージもアーヴィルの街の上空に飛来した空賊軍団の迎撃から始まって、森を暴れるカブトガニ…じゃない、木の切り株のような姿をしたウッドゴーレムを軽くあしらい、鍾乳洞に何故かいるガーディアンナイト…じゃない、変な機械もぶち壊し、洋上に現れた謎の魔術師レクイエムを完膚無きまでに叩きつぶし、火山島をアジトにしている空賊を情け容赦なく壊滅してあげたところで、今度は旧世界の産物ともいうべき巨大プランクトン軍団に喧嘩を売り、同じくこいつらに喧嘩を売りに来たデンドロビウム…のような何かに乗り込んだレクイエムを徹底的に痛めつけ、最後は全身破壊可能箇所というまさに私好みな仕様となっているスカイ巨大モンゴウイカとの一騎打ちと、こう書くとものすごいわけの分からない内容になってますが、ある意味ウソは言ってません(汗)。

成年向けではありますが実際に触ってみるとSTG部分が意外に手堅く作られていることに驚かされます。特にオプションキャラのルーンの存在がこのゲームの肝では無いかと。ルーンは通常方向ボタンと逆方向に移動し、敵弾や敵との接触からサクラを守ってくれる無敵のオプションとして機能するほか、溜めている間はサクラの前方にロックされることで前方からのバリアとしても機能するし、溜まった頃合を見てぶっ放すルーンショットは、溜め具合にも依りますが広範囲にわたる敵にダメージを与えることができたりと、終いにはボンバーとして敵弾すべてを寿司アイテムに変えてピンチを脱してくれたりと、正に万能の働きを見せてくれます。ルーンに始まりルーンに終わると行っても過言じゃありません。
またルーンショットで敵を破壊することによりMPゲージがどんどん上昇、結果ボムのストックがガンガン増える為、積極的にボムを使っていけるため、かなり攻めの姿勢で望むことができます。
パワーアップシステムが「アイテムを取った時点で使用しているショットのみパワーアップする」ため、満遍なく書く魔法のレベルを上げるのが少々しんどい部分もありますが、その欠点は十分ルーンショットで補える範囲内ですし、いっそのこと魔法切替を使わずファイヤーのみで特攻とかそういう手段に出ることも可能です。というか自分がそういう戦法を取ってるだけなんですが(汗)、しかしこの方法で行くとなかなかコンボゲージが繋がってくれず道中でどうしても途切れることが多々あります(汗)。
さらに難易度も、イージーではアドベンチャーパートの重荷にならない程度にぬるめに調整されているかと思いきや、最高難度のヘルに至っては本気で弾幕の海に飛び込みたい方に向けてチューンされたとしか思えないほどに、本気で殺しにかかってきます(汗)。そらもう「氷の心を持った開発スタッフ((c)トレジャー)」の殺意が容易に汲取れそうなくらい(汗)。
しかしルーンを使いこなせるようになってくると難易度ヘルでも結構避けられるようになってきます(自キャラの当たり判定が小さいということもありますが)。もっともヘルだとボムの敵弾消滅能力が一瞬で終わってしまうので、「ボムに頼って力押し」という回避方法が使えない分かなりきついですが(汗)。

「成年向けでもいい。オレは弾幕に飢えている!!」という方は自分の年齢を確認した上で買ってみるのもよろしいかと思います。できればゲームパッドも一緒にご用意した方がより快適に遊べます。

音楽も良曲ぞろいで、とくに個人的に気に入ってるのは2・3・4・6ボス戦とステージ7、EDテーマでしょうか。特にステージ7は曲調そのものは静かなんですが、スカイ巨大モンゴウイカとの一騎打ちというシチュエーションと相まって次第に盛り上がっていくところが気に入っております。あとED曲は神曲。異論は認める。

ちなみにこのゲームにはある伝説がありまして。初回出荷分は外箱と内箱のサイズを間違えてしまったのかどうか、今となってはわかりませんが、とにかく箱がきつすぎて中身が取り出せなかったとか(汗)。ちなみに発売当時この初回分の箱をどう開けるか、そのことを攻略したサイトもあったとかどーとか。

…いかん、このゲームのレビュー書いてたら寿司が食べたくなってきた。

(2011/05/25追記)
発売10周年を記念して、当時の開発スタッフによる10周年記念サイトが出来たみたいです。

祝!とびでばいん10周年記念

当時の開発状況や裏話、各ステージごとのワンポイント攻略などが色々掲載されております。
こうして見るととびでばいんも難産の末に生み出されたんだなぁと思わず感慨にふけってしまったり。

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