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だらぼへ式ゲームレビュー:その6「ニューマンアスレチックス」

6回目。今回は自分でも結構(いや、そこそこ?)やりこんだアーケードゲームから、ナムコの「ニューマンアスレチックス」を。
世界各国のとんでもないヤツらが繰り広げるとんでもない競技!

超人たちが参加する超人オリンピック「ニューマンアスレチックス」に優勝するのが目的です。頑張ってください。
操作方法は3ボタン。レバーは後述の改造コンパネに設定しない限り使いません。また操作方法は種目によって微妙に異なりますが、基本的に「左右ボタンは連打・真ん中ボタンはタイミングよく押す」感じになってます。この辺は競技ごとに改めて説明しますが。
使用できるキャラは4人ですが、キャラ選択方式は「座った座席によってキャラが決定する」ようになってます。何気に鬼です。
登場キャラは以下の通りです。またキャラによる性能差はありませんので見た目で選んで結構です。そこ、1P取り合いしない。

○シャロン・レアール(1P)
100万馬力のリセエンヌ。フランス代表で今大会参加選手の紅一点。それ故1P席の争奪戦が激しく行われたとかどーとか。ツインテールにニーソと時代を先取りしたかのようなデザインで最近再注目を浴びてるとか風のうわさで聞きました。ちなみに開発段階ではポニーテールだったのが「アニメーションが雅右衛門と被るので」という理由でツインテールに。見たかった…(待て)。なお恋人募集中とあるが、シャロンはオレの嫁と言い切れる人は結構いると思われ(はい、自分もその一人です)。

○ハリー・ギブスン(2P)
最強の軟派野郎。アメリカ代表でツンツンヘアーとサングラスがトレードマーク。一見サングラスは外さん主義に見えるが、クリアすると平気でバンバンサングラスを外す。サングラスを外すのはネタが尽きたときと木根さんも言うておろうに。ちなみに普段は新聞記者という設定は某青い全身スーツで空飛ぶ超人がモチーフなのだろうか。軟派野郎を謳うだけあってガールフレンド多数。

○中村雅右衛門(3P)
無敵の伊達男。日本代表。青い行者風の衣装に身を包んでいるが、実際は空手家師範代の腕前。長髪を後ろ髪で束ねており、これが原因でシャロンは(以下ループになるので略)。あとどうでもいい事に彼女がいる。リア充爆発。ちなみに多分名前は中村雅哉現バンナム最高顧問が由来だと思われ。

○ボンゴ・テンボ(4P)
サバンナの魔神。アフリカ代表だが非常に影が薄い。4人用筐体では同じ端の席なのにこの差は一体…。筋肉ムキムキ、マッチョマンのニューマンだが前述の通りキャラ性能差はないので、その筋肉は何のためにあるのかたまに忘れ去られるときがあるとかどーとか。一応妻帯者でインストにも「愛妻家…らしい?」と書かれているが、そのハテナはなんだと突っ込みたくなる事が多々。

前述の通り好きなキャラの席に座りスタートボタンを押せばエントリー完了です。さあ開幕だ!

プレイヤーが挑む事になる競技は全部で8種目。いずれも常人なら「無茶だ!」と突っ込みたくなるような種目ばかりですが、そこはそれ、ニューマンですから。なんら問題ありません。多分。
また各種目には「NEED値」と呼ばれるクリア基準となる記録が設けられており、これを下回ると競技失敗、最後の試技でこれを下回るとゲームオーバーになります。なおコンティニューすると、その種目のNEED値が下がり難易度が易しくなるという救済措置が取られています。
各競技ごとの操作方法やNEED値は以下の通りになります。

○第1種目・ターボダッシュ
試技1回。NEED値・11秒00
操作方法・左右ボタンを交互に連打。
短距離走。ただし走るのは直線1kmそこを11秒以内で駆け抜けなさいと言うシンプルな競技。またボタンをきちんと交互に押さないとなかなかスピードに乗らないので、このゲームならではの連打システムに慣れるには最適の競技。そこ、ボタン擦らない。そのやり方だと後々の種目で泣くよ?

○第2種目・インターセプター
試技2回。NEED値・6700点
操作方法・左ボタンと右ボタンで移動、真ん中ボタンで気合弾発射。
射的競技。画面奥の戦艦から発射されるミサイルを気合弾で打ち落としていく。発射される地点は4箇所。その場所にすばやく移動して気合弾を発射する必要がある。撃ち落した距離に応じて入るスコアは変わっていく。最大1000点。ちなみにミスしてミサイルの直撃を食らうと衣服が焼け焦げてえらいことに。そう、えらいことに。

○第3種目・ミサイルトス
試技2回。NEED値・310km
操作方法・左右ボタンを交互に連打、真ん中ボタンを押したタイミングで射角調整開始。ボタンを離した時の角度でミサイルを投げ飛ばす。
通称初心者殺し。そしてニューマン独自の「左右ボタンを連打してタイミングよく真ん中ボタンを押す」操作方法を身に着けたかどうかが試される種目。要は槍投げなのだが、タイミングを間違って(あるいは擦り連打して)助走レーンのど真ん中で直上発射してしまったり、真ん中ボタンを押すタイミングが取れず助走レーンをオーバー、泥沼にドボンという羽目に陥るプレイヤーが後を絶たず。助走スピードと発射角度が重要なため、助走スピードをなるべく殺さずに発射角度を調整しなければならない。ちなみにこの種目もミスしてミサイルを地面につけちゃうと爆発、衣服が焼け焦げてえらいことに。そう、えらいことに。

○第4種目・ニューマンスナイパー
試技1回。NEED値・22000点
操作方法・左・真ん中・右ボタンでそれぞれの方向に気合弾を発射。登場する怪獣のいる位置に対応したボタンをすばやく押す。
前半戦最後の種目。登場する怪獣に向かって容赦なく気合弾を叩き込む競技。怪獣が出てくる瞬間を狙えば最大5000点。しかしそれを見切るには水面が揺れる瞬間を捉えなければならず非常に難しい。また怪獣が出現してからの時間によって特典が徐々に下がっていく。

○第5種目・VS.エクスプレス
試技2回。NEED値・58m00
操作方法・真ん中ボタンで列車を受け止める。左右ボタンを交互に連打してパワーゲージを貯めていく。
真ん中ボタンを押すタイミング次第で楽になったり苦労したり跳ね飛ばされたりする競技。跳ね飛ばされるギリギリのタイミングで受け止めると画面上にNICEの文字が表示され、ゲージの貯まり方が通常よりも多くなる。また連打の受付時間は意外と長く、列車を跳ね返してる間でも受け付けているので、タイミングをミスったとか思わずに諦めずに連打してみよう。

○第6種目・タワートッパー
試技2回。NEED値・11秒50
操作方法・真ん中ボタンを押してジャンプする。タイミングに合わせてボタンを押して三角飛びを成功させていく。
後半の難関その1。真ん中ボタンを連続で押してビルの頂上を目指すのだが、そこまで行くまでが非常に厳しいというか。タイミングさえ掴めればスイスイ進むのだが、そのタイミングを掴むべく一体何人のニューマンたちがジャンプをミスって地面にめり込んだ事か…。

○第7種目・ノーストップロックチョップ
試技1回。NEED値・20点
操作方法・左右ボタンを交互に連打・パワーゲージを貯める。真ん中ボタン・岩を割る。
左右ボタンを交互に連打できるかがポイントとなる種目。パワーゲージは左右ボタンを交互に8回押すことで満タンになるので、そのタイミングで真ん中ボタンを押すと一発で岩が割れる。なおパワーゲージが貯まってなくても真ん中ボタンを押すことはできるが貯まりが悪いと逆に中途半端に岩にひびが入るだけとなり、逆にペースが落ちてしまう。ちなみに岩1個に付き1点。

○第8種目・ナイアガラジャンプ
試技3回。NEED値・57m00
操作方法・左右ボタンを交互に連打・助走。真ん中ボタン・三段跳びの要領でジャンプする。
後半の難関その2にして最後の門番。滝の上での三段跳びなのだが、その三段跳びが難しく、幾多のニューマンが滝の底に落下したという…。うまくいけば水面をすべるようなモーションが表示されるのだが、そのモーションを見切れるようになるまでが難しい。また種目操作説明の最後にヒントとして「水面をすべれ」とあるのだが、その水面をすべるように飛ぶのがこれまた難しく。かのゲーメストでは「心で『つつつ』と唱えよう!」と攻略していた。

以上、全8種目をクリアし優勝を目指すことになります。多人数プレイでは各種目ごとにトップでクリアしたプレイヤーがその種目の勝者となり、勝ち数が多かったプレイヤーが優勝する事になります。

ここまで書いておいてなんですが、ぶっちゃけるとナムコ版ハイパーオリンピックなのですこれ。でもそこはナムコ、操作パネルから設定から何から他のスポーツゲームと差を付けた内容になっています。何より目を引くのが「レバーがない」。あって当たり前のレバーが存在しないなんてどういうゲームなんだ?と興味を持たせる事に一役買っております。逆に「レバー2本だけ!?」というコンパネで注目を浴びたリブルラブルやアサルトを思い出しますが、その辺りは過去の資産から学んだんでしょうか。そして種目ごとに操作は変わりますが、基本的に「左右で連打・真ん中でアクション」という簡単かつ直感的な操作方法にしたことも、幅広く受けた一因ではないでしょうか。特に「真ん中でアクション」させるステージが多いため、3つボタンを一気に爪で擦るように連打する、所謂「擦り連打」ができない仕様になっております(ミサイルトスやロックチョップでこれやると一発でゲームオーバーだったり岩がなかなか砕けなかったりするわけで)。この辺はファミ通もアーケードゲームコーナー・ビデオゲーム通信で「擦りは!絶対!やめましょう!押忍!」というネタをかましてましたが。
また、世界各国の超人たちが競い合うというぶっ飛んだ設定もこのゲームの破天荒振りを表わすのに一役買ってた感があります。最初の競技こそまともに見えると思いきや、実際には1km直線コース。どこが短距離やねん!と突っ込まずにいられない世界がそこにはありました(ちなみにデモ画面のワールドレコードランキング画面でターボダッシュのデモが流れるのですが、そこには時速表示が書かれていて、あまりのスピードにビックリした記憶が)。実際ゲーム内でもドラッグカー平気で追い抜くし、気合弾で戦艦からのミサイル叩き落したり、かと思えばミサイルを小脇に抱え300km近くも投げ飛ばしたり、怪獣を撃ち落したり、列車を受け止めて跳ね返すわ、高層ビルを三角飛びで駆け上がるわ、岩を粉砕しまくるわ、終いにゃ滝の上で三段跳びとか、常人がやったら命の危険がいくつあっても足りないくらいのデンジャラスな競技内容を、彼らニューマン達は平気でこなしていくわけですよ。失敗しても服が焼け焦げるだけで済んだりとか、列車に跳ね飛ばされたりとか、地面に思いっきりめり込むか、滝から落ちるかするだけですから。そうした「彼らは超人である」という前提で全てが進むため、ミスしてもギャグ的表現で済んでしまうあたりが、このゲームの面白おかしさをダイレクトに伝えてるのではないでしょうか。
またこのゲームには「各種目のトップレコードがバックアップで記録される」という機能がありまして。初期状態だとノーマル難易度のNEED値がワールドレコードとして記録されてるのですが、これを上回るレコードを叩き出すと、新たにその記録がワールドレコードとして記録され、スコアネームを刻み込む事ができます。これにより新たな記録が生み出されると「やるなー。だがその記録はこの俺が超えてみせる!(ビシィッ)」と対抗心が煽られ、よりのめり込むようになっております。やるなナムコ。

このゲームはえらい大枚はたいてのめり込みました。丁度高校卒業するくらいのタイミングで、高校帰りのゲームコーナー巡回ルートの1軒に入荷してて、そこでどっぷりはまりまして。ただその動機が確か、筐体に貼られたPOPのシャロンを見て「わ、この子可愛い!」と思ったときには、もうお金入れてたというダメ人間っぷりを発揮したからだったような。そうです。彼女に魅了されてこのゲームにのめり込むようになったのです。まだあの当時は所謂「俺の嫁」的な言われ方はしてなかったと思うのですが、そう言いたくなるくらいこのゲーム(というかシャロン)にはまりました。
ゲームをやり込んでいくにつれて、何より自分の連打力や目押し力がそのまま競技に反映されるという部分のダイレクトな面白さも、このゲームにのめり込む一因になったのかなと思ってます。まあ調子が悪いとミサイルトスで即昇天とか、もっとひどいとインターセプターすらクリアできないくらいひどい有様だったんですが、それでもこのゲームをクリアしたい!という欲求が勝って、もう1コイン、もう1コインとお金をつぎ込んでいったものです。いつしかその店のワールドレコードが自分のスコアネームで埋まったときは、ある種の達成感を覚えたものですが、そこに見知らぬスコアネームが刻まれてると「何ですと!?よろしい、抜いてあげよう!!」とむきになってその種目に挑んだものでございます。
ただこのゲーム、とにかく連打しまくるものですから、クリアしたかしないかに関わらずプレイ後は死ぬほど右腕が痛むという状況に陥る事が多々ありまして。特に最後2つの種目はロックチョップが連打系競技1回、さらにナイアガラジャンプが連打系競技3回という連打地獄。あまりにヤバいんでナイアガラジャンプの操作説明デモは飛ばさないで腕休めの時間に当ててました。自分の場合、人差し指で左ボタン、中指で真ん中ボタン、薬指で右ボタンを叩くというやり方でプレイしてたんですが、だんだん指がつりそうになってくるんですねこれ(汗)。もう今やったらあまりの体勢にきつさに全身が悶えるように動きまくって、周囲から「何だこいつ?」と思われてもおかしくないくらいに力入れすぎてプレイしてるんだろうなと、今試しに当時の動きを再現して思った次第。よくそんな体勢でやってたよ自分(汗)。ちなみに普通は両手で左右ボタンを連打するというスタイルだったそうですが。というかもしかして片手派って極少数なんでしょうか?(汗)

そんな連打のダメージを軽減しようと、一部のゲーセンではコンパネを改造して本来あるはずのないレバーを設置、「左右ボタンの機能をレバー左右に割振る」という操作方法を編み出していたのですが、これが実は裏目に出まして。当時スコアランキングといえばゲーメストかマイコンBASICマガジンかという状況だったのですが、この2誌が相次いでニューマンのスコア集計を打ち切りました。その理由というのが改造コンパネ。このレバガチャで左右連打代わりにするという方式によって色々とバグが発覚したり、ありえない記録が叩き出されたりしたため、あえなく集計打ち切りとなったのでした。マイコンBASICマガジンでは「改造コンパネの影響を受けないタワートッパーだけ一応集計した」んでしたかな。「せっかくの記録バックアップで盛り上がるかと思っただけに残念です」というコメントも残しておりました。ちなみにこの改造コンパネ、続編のマッハブレイカーズでも使われたのですが、その際は各店事前にゲーメストやマイコンBASICマガジンに申請していたようですが(マッハブレイカーズ稼動当時、巣鴨キャロットで見た改造コンパネは6ボタン配置を改造して、左ボタンの上に右ボタンの役割を、右ボタンの上に左ボタンの役割を割振ったボタンが配置されてました。一応審査済みだったそうです)。

まあ色々と思い出深いニューマンアスレチックスでしたが、なかなか移植されず、「なんで移植されないんだよ!」とだだをこね、このためにモニター・コンパネ・そしてニューマンの基板を買おうと本気で考えてましたほどでございます。結局実現はされませんでしたが(汗)。でも基板買うようになったら、それはそれでえらい道楽に足突っ込む事になってたんだろうなぁと思うと、かえって実現しなかった方がよかったかもしれません(汗)。でもやっぱり手元に置いてた方が満足感は上なんですけどね。そんな感じで稼動開始から20年近く経ちましたが(!?)、それでもニューマンに対する熱意は変わってないなーと思う所存でございます。多分今でも稼動してるゲーセン見かけたら寄りますよ?ファンアートだって描きますよ?シャロンばかりになりますが(本音がポロリ)。

ちなみに現在はWiiバーチャルコンソールアーケードとして移植・配信されています。また一時期は携帯電話用アプリとしても配信されてました。しかし携帯電話のボタンとニューマンの相性は残念ながら良いとは言えず…、非常に連打しづらいボタンに四苦八苦でした…。しかも機種変更したらその機種ではご利用いただけませんというオチが…。ちなみにWiiでニューマン配信と聞いて「なんでWii持ってなかったんだ自分!」と嘆いたのは内緒。

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