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メガドラミニ。すべてのタイトル発表から一夜明けて。

1988年、そのハードは産声を上げました。
セガ、メガドライブ、16BIT。
スピードショック。
ビジュアルショック。
サウンドショック。
その3つをキーワードに、次々に発売される個性的なソフト群。
それは主に北米市場でスーパーファミコンと互角の勝負を繰り広げ、一躍セガの名を世界中にとどろかせました。

そして、30数年。
そのメガドライブが手のひらサイズになって帰ってきます。
その名もずばりなメガドライブミニ。
任天堂が始めた所謂ミニハードのセガ版と言ってもいいでしょう。
しかし、収録タイトルは40本+αとこれまでのミニハードの中でも最多。
そして収録タイトルは4回に分けてネット番組という形で発表されていきました。
このブログ用原稿を書いてる日の昨日、6月4日。最後まで伏せられていた10タイトル+αが公開になりました。
続きを読むをクリックして、その全40タイトル+αを確認してみてください。
驚くよ?

ガンスターヒーローズ
魔導物語I
レッスルボール
バンパイアキラー
ソニック・ザ・ヘッジホッグ2
シャイニングフォース
ぷよぷよ通
スペースハリアーII
レンタヒーロー
コミックスゾーン

武者アレスタ
スーパーファンタジーゾーン
サンダーフォースIII
ハイブリッドフロント
魂斗羅ザ・ハードコア
ランドストーカー
アイラブミッキー&ドナルド ふしぎなマジックボックス
ベアナックルII
ダイナブラザーズ2スペシャル
ゲームのかんづめお徳用

大魔界村
ストリートファイターIIダッシュプラス
ロックマンメガワールド
ザ・ストーリーオブトア
ファンタシースター 千年紀の終わりに
ゴールデンアックス
ザ・スーパー忍
タントアール
パーティークイズMEGA Q
幽遊白書魔強統一戦

コラムス
モンスターワールドIV
ダイナマイトヘッディー
重装機兵レイノス
ラングリッサーII
アリシアドラグーン
ロードラッシュII
スラップファイトMD
スノーブラザーズ
ロードモナーク

ダライアス(新規タイトル)
テトリス(新規タイトル)


まず最初にお断りを入れておきますと。
メガドライブに初代ダライアスとテトリスのソフトは「実在しません」。ダライアスIIなら移植されたんですけどねー。これはいい出来でしたよ。ええ。テトリスもまあ諸事情で発売中止になっちゃったんで(ただしPS2のSEGA AGESテトリスコレクションには収録されており、それで遊ぶことはできます)。
しかしこの2タイトル、テトリスは「当時のアーケード版を今の技術でメガドライブへ移植したらどうなるか」、ダライアスは「元々3画面筐体のアーケード版を今の技術でメガドライブにアレンジ移植を施したらどうなるか」という、まさに当時出ていたらというもしもを現実のものとしたわけです。
…これには「セガもM2もアホだ!(賛辞)」としか言えません。はい。
ちなみに、ダライアスは当時のROMカートリッジ容量で32M、テトリスは4Mいったそうです。やっぱりアホだ(賛辞)。

今回収録されたラインナップは、本当にメガドライブを知らない人に対しても訴求力がある、という印象を受けました。まあ個人間ではこれが入ってないあれが入ってないとご不満もおありでしょうが、それやったら一生かかっても完成しないし収録タイトル自体絞れないと思います。それにスラップファイトMDやアリシアドラグーンといった現在権利どこが持ってるの?というタイトルや、ミッキー&ドナルドマジックボックスや幽白魔強統一戦のような版権モノまでも何とか収録に成功しているのですから。ガルパン劇場版の対大学選抜戦が決まったシーンの西住殿の「これだけの条件を取り付けてくるだけでも大変だったと思います」のセリフを思い出しました。ええ。ただその一方で「映画とか実在の人物が出てくるタイトルは残念ながら無理です」と雑誌で明言しており、その都合でみんな大好きムーンウォーカーは収録タイトルから外れることとなりました。ムネンアトヲタノム。
また、ツイッターでやり取りして思ったことに、「ネタ枠が一切ないガチのセレクションになっている」という点が挙げられます。もしかしたらネタ枠のためにおそ松くんやソダンを入れてくるのでは?とユーザーをやきもきさせましたが、impressのインタビューによると、ソダンは候補に挙がっていたものの「今見直すとCERO Zじゃ済まないゴア表現が多く、これを入れるためだけにメガドライブミニそのものをCERO Zにするのもどうかという判断の元、収録を見送った」と回答されています。確かにこの辺りの問題はデリケートですから、致し方ないと言ったところでしょうか。

改めて40本+αのタイトル群を見ていきますと、まんべんなくフォローされてるなーという印象を受けます。
しかし収録タイトル数は「ゲームのかんづめお徳用」が収録決定した時点で「ちょっと待て!それ12本分相当収録されてるんじゃあないのか!?」となり、さらに「ロックマンメガワールド」で「実質4本分だよねそれ?」となり、さらにさらに「ストIIダッシュプラス」「スラップファイトMD」は「それぞれ実質2本分だよね!?」となりましたが、「タントアール」がミニゲームの塊であることを考えたら、そしてカーズは数えるのをやめた…となりますわな。

ちなみに収録タイトルの中で自分がやったことのある物からおすすめを選べと言われたら。
ガンスターと魂斗羅ザ・ハードコアは鉄板ですな。魂斗羅に代表される、所謂ラッシュ&ガンアクション(ショットを撃ちまくりながら進むアクションシューティングをこう言うそうです)の二大巨頭ともいわれたタイトルが同時に遊べるんですから、こりゃあ贅沢ってもんです。なまじ魂斗羅はプレミア価格が著しかったので、勧めたくても気軽に勧められなかったというのがあるのですよ。ガンスターも魂斗羅も、武器の多彩さと度肝を抜く動きをしてくるボスたちに注目ですぞ。
レンタヒーローは「もしも自分がヒーローになっちゃったら?」を体現したアクションRPGです。基本的には見下ろし型マップで話が進行するんですが、戦闘シーンは横スクロールアクションに早変わりというもの。この操作が独特の挙動を持ってたりするんで慣れるのに時間がかかりますが、歯ごたえはありますよ。
武者アレスタはコンパイルの誇るSTG、アレスタシリーズのメガドライブ版。武者型ロボットに乗り込んで出撃するシンプルな構成になっております。武器は通常ショットの他に緑のレーザー、赤のミサイル、青のバリアの3種類とこれまたシンプルですが、最大2機まで装備可能なオプションのフォーメーションをいつでも変更できるのがポイント。上手く使い分けて敵を撃ち落としてください。
スーパーファンタジーゾーンはとにかくサン電子の「ファンタジーゾーンが好きでーッ!」な愛が溢れすぎて、やってるこっちまでそのサン電子のファンタジーゾーン愛におぼれそうになるくらいの代物。裏技で初代ファンタジーゾーンのBGMを鳴らしてプレイできるというのもポイント高し。しかし独自のギミックも仕込まれてるので、アイテムを上手く買わないと詰みます。
サンダーフォースIIIは今やるととんでもなくムズいので覚悟しておくように。それでも待ちきれないという方には3DSのセガ3D復刻アーカイブス3に収録されてますので、これで練習しておきましょう。手に入るかどうかはさておいて。
ランドストーカーは他機種になりますがタクティクスオウガやフロントミッションといった、シミュレーションRPGではおなじみの「斜め上から見下ろしたの視点」に慣れる必要がありますが、そこを超えれば「斜め上から見下ろした視点で丸ごと構成された島を舞台にしたオープンフィールドRPG」を堪能できるかと思います。やっぱりセガは10年早かった。
大魔界村もとんでもなくムズいので覚悟して臨むように。しかしこれがなかったらソニックは生まれてなかったという有名な逸話もありまして(これに関しては移植に携わった中裕司氏がトークイベントでも公表しています)。そういう点ではやっておいても損はないかと。ムズいですけど。
ストIIダッシュプラスは説明不要でしょう。今の格闘ゲームから見たらキャラは少ないですが、それでもダッシュとダッシュターボの2本分を収録したと言っていい内容には満足できるはず。
トアは見下ろし型視点で繰り広げられるアクションRPG。4体の精霊を上手く使って謎を解いていくんですが、この謎解きとアクションの難しさが絶妙なさじ加減でして。これも歯ごたえある出来なのでお勧め。
タントアールはUSBハブとコントローラを複数用意して、ぜひ多人数で遊んで欲しいところ。要はミニゲーム集なんですが、アーケード版でえらいはまりました。メガドライブ版では新たなミニゲームが追加されてるので、そこにも注目です。
幽白魔強統一戦は、これはもう「格ゲー好きなら絶対にプレイしてほしい」んだけどプレミア価格が邪魔をして、というタイトルだっただけに、今回の収録はまさに奇跡と言っても過言ではないでしょう。これとマジックボックスの権利関係、ホントどうやってクリアしたんだ!?ってのはもはや些末な問題。94年当時で2ライン移動・ダッシュ・バックステップ・2段ジャンプ・技同士の相殺システム・連続技を叩きこむことで回復する霊力ゲージと、これだけのシステムを盛り込みながらも、奇跡のゲームバランスと呼ばれたほどに調整が取れていたという傑作格ゲーですので。
レイノスはロボット物が好きなら是非に。自分はなかなかクリアできませんが、メカの挙動がいちいちかっこいいんだこれが。スーパーファミコンになりますが、後のヴァルケンやフロントミッションガンハザードにつながる作品でもありますので。
アリシアドラグーンは誰が呼んだかギャルテグザー。エネルギーを溜めに溜めて攻撃ボタンを押せば、画面上の敵に向かって一直線に稲妻が!さらに最大まで溜めれば画面上の敵を一掃できるローリング攻撃が!4種類の召喚獣で危機を切り抜けろ!そんな感じの横スクアクションです。
スラップファイトMDはアーケード版スラップファイトとメガドライブ用オリジナルモードの2つが楽しめる…んですが、これまたプレミア価格が邪魔をしてという代物でして。ちなみにスラップファイト自体は東亜プランSTGの中では比較的避けやすい攻撃だと思いますので、東亜プランのゲームってなんだか難しそうという方でも多分大丈夫だと思います。ちなみにこれがなかったら後のヴイ・ファイヴ、ひいてはケイブのIKDゲーは生まれなかったという逸話があるくらいですので(IKD氏ことケイブの池田恒基氏がスラップファイトにほれ込んで東亜プランに入社して、これを受け継ぐSTGを作りたいと熱くプレゼンしたという)。

こんなところでしょうかね。
メガドライブミニには自分もやったことのないタイトルも結構収録されてるので、プレ値で手が出せなかったゲーム目当てで購入してもいいですし、当時やりたかったけど買えなかった思い出があるというゲームを目当てに購入するのもいいでしょう。もちろん、「メガドライブって話には聞いてたけどどんなの?」という初心者も大歓迎ですよ?

…しかし、オプションでメガドラタワー再現ミニチュアセットを作るとか…何ともセガらしい。


おまけ。
先日の杜の奇跡28にて配布したペーパーの裏面に描いた予想4コマです。
描いたのが5月16日の第3弾発表の時点なので、そこを踏まえてごらんください。

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Author:みなもりゅうぞう
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積みゲーと積みプラを増やしまくる2C歳児。
年に数回ほど、仙台の同人即売会イベントにて、サークル「ふろうれっと工廠」で出没中。

同人連載漫画「げとれり」試し読みという名のWeb再録はPixivにて。
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